更年期はどの女性にもやってきます
更年期についての正しい知識を得ましょうね、
なんて話を書いたので更年期の話をつづけます。
まず、ホットフラッシュとよばれる
突然起こるのぼせ・ほてり・発汗などの症状や
なかなか取れない疲労感、不眠、動悸息切れ・めまい・耳鳴り
頭痛・肩凝り・頻尿・尿漏れ
ドライアイ、ドライマウス
ゆらぐ精神(落ち込んだり、不安になったり)などの
不定愁訴症状を更年期と理解している方がおりますが
これらは更年期におこりやすい症状であり
更年期ではありません。
更年期とは閉経前後10年間の期間のことです。
なので更年期はどの女性にも平等にやってきます。
私が強く伝えたいのは
この更年期に症状が出るか否か
強く出るか否かは
ひとりひとりの身体次第ということ。
現代医学で更年期症状がでる原因は
卵巣の機能の衰えやエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が
急激に減少し、自律神経が乱れることと言われておりますが
東洋医学で更年期症状のキーワードになるのは『腎』
「腎」の機能がだんだんと衰えていくことで
症状がでると考えています。
7歳から28歳まで上りの腎の気が
28歳以降死ぬまで下り坂であることは(簡単に言うと老化です)
自然現象ですが、腎の気が緩やかに下っていくのか
急激に下っていくのかは人それぞれ
もともとの体質や「腎」の使い方に左右されるので
症状に個人差がでます。
つまり下り坂に入ってから、腎の気を補っておくこと
弱った五臓を整えておくことが
更年期の対策になるのです。
まずは
ご自身の体質を理解することが
更年期に向けて重要になっていくことは
ご理解いただけたでしょうか。
ひとりでも多くの女性たちが
更年期の症状で辛い思いをしませんように。