花粉症と鍼灸
花粉症の患者様が増えてきました。
くしゃみ一つで周りにいる人たちの視線が痛い状況がつらいと
お話しくださった方もおりましたが
マスク不足も解消されない今、花粉症の方にはたいへんな季節だと思います。
症状はさまざま
目に症状が強く出る方、皮膚がかゆい方、鼻水がとまらない方
鼻詰まりがひどく頭痛がつらい方、いろいろ合わさって怠い方
ひとえに花粉症といっても
その原因も身体の状態もみんな違います。
ここでもお話ししたことがありますが「花粉」はきっかけなので
症状がでないかたもおります。
またどこに症状がでるかも人それぞれで、身体の状態によります。
何が違うのか、それは
「気血水」の状態と五臓六腑の状態
一つの例ですが
手足がいつも冷えていて、脾胃(胃腸)が弱く
水はけの悪いKさんの花粉症の症状は
さらさらの鼻水がとめどなく出てることと、くしゃみが多いこと
これはまだ花粉症でいうと初期の状況なので
身体を温め、余分な水分をとる治療をすると
すっとよくなります。
鼻水がさらさらから少し粘り気があるものに変化していくと
花粉症も第二ステージに入ります。
鼻詰まりが顕著に出始めたら
顔にあるツボに知熱灸という熱をとるお灸をしていきます。
煙が目や鼻にはいらないように最善はつくしますが
やっぱりちょっと煙くなりますが効果は抜群。
鼻詰まりがとれるというより、顔全体が軽くなります。
もちろん治療は症状をとるだけではなく
おおもとである身体の改善も一緒に行います。
鍼灸の世界では花粉症の症状が強く出ているかたは
五臓の中で肝・脾・肺が弱く
肝が弱い(弱っている)と目
肺や脾(胃腸)だと鼻や皮膚に症状が出やすいのですが
実際はもっと入り組んでいるように感じます。
花粉症に効くツボはありませんか?
との質問にパッと
裏内庭、合谷、極池、手三里、足三里
あとは顔だと、清明、印堂、迎香、太陽、承泣、魚腰
などが思いつきますが、やはり出ている症状や体の状態によって違うので
あなたの花粉症の治療は
ぜひkotoriでお話ししましょう。