子宮頸がん経過観察中になにができるのか
【異形成で経過観察中である私の話】
数年前に産婦人科の検査で中等度異形成と診断を受けました。
異形成というものが「前癌状態」と言われたときには
正直血の気がスーッと引きましたが
この状態の時に病院で出来ることはなにもなく
経過観察をして様子をみていきましょう、と言われました。
3か月おきに定期検診での結果は
グレーゾーンの中で良くなったり悪くなったり
細胞診だけではなく、コルポスコピー検査を受けることもありましたが
今もなお、経過観察を続けるということだけを続けている状態です。
*コルポスコピー検査とは子宮頸がんの組織診のこと。通常の検査より痛みがあります。
グレーゾーンから悪いほうに進行すると(高等度異形成と診断されると)
円錐切除術といって子宮の入り口を円錐型にくりぬく手術をして
病巣を取り除くと説明を受けているので
そこまでには至らない状態で揺れているということなのです。
今現在は良い検査結果(グレーゾーンのなかで限りなく白に近い)が続いたため
3か月おきの検診が6か月おきに変わったのですが
それでももう大丈夫!!と楽観視できるほどでもなく
検査の前になると気持ちが落ち着かなくなりますし
結果を聞くまでは緊張した日々が続きます。
検査から次の検査を受けるまでの期間
病院でできることはありませんし
先生に気を付けたらいいか等教えていただけたことは一度もありません。
とにかく何もできないのです。
私の身近にも子宮頸がんではなくても
同じように身体に不安をかかえているかたや
他の病名で手術を受けてから経過観察中の方などがおります。
この何もできない期間を
ただただ不安にすごしている
忘れることもあるけれど
検査の日が近づいてくると囚われてしまう、
と話してくれましたが
私も同じだから
よーくよーくわかります。
ただ私は不安な時になにもしないでいることができないので
当初はがんの治し方、とか癌が消えた!的な本もたくさん読み
りんごとにんじんの生ジュースだ、酵素だ、玄米だ、無添加だ、と
様々な情報をもとにいろんなことを取り入れようとしました。
NG食品も増えて何を食べたらいいかわからなくなったり
迷子にもなりました。
家族も巻き込んでたくさん迷惑もかけたと思います。
最終的には初心に帰り
鍼灸師として自分の身体の状態をしっかりと見極め
気を付けるべきこと、必要な手当てを確認した上で
セルフケアとして鍼灸ケアを続けています。
グレーゾーンの中でも良い結果が続いているのは
鍼灸のセルフケアが功を奏しているのかもしれませんし
身体のために出来ることをしているということで
精神的な面で落ち着いたこともよかったのではないかと思っています。
なにもしないで待つというのは不安ですよね。
でもなにをしたらいいのかわからないなら
kotoriにきてみませんか?
あなたの今の身体の状態を見極め
日常生活や食生活をふり返り
今できることを一緒に考えましょう。
鍼灸ケアは魔術ではないから
一度の治療で病巣を消してしまうなんてことはできないけれど
まずは積もってしまった不安な気持ちを取り除きませんか?
どうか一人で抱え込まず
お話にいらしてください。